地域包括ケアシステムの実現を目指して
―協力と連携の和をもとに―
2014年4月
岡山プライマリ・ケア学会 会長 福嶋 啓祐
私は、この度二十年の伝統を誇る岡山プライマリ・ケア学会の会長を拝命致しました。
岡山プライマリ・ケア学会は、設立時より多職種連携によるプライマリ・ヘルス・ケアの研究とその実践に努めてまいりました。
医療・保健・福祉・介護の専門職が共に
協力して学会の運営にあたり、岡山の地域に貢献して来た歴史があります。 主に各委員会活動を通じて、少子高齢社会に対応する方策を検討してまいりました。まさに国がかかげる地域包括ケアシステムの先駆けを果たしてきたと思います。
近年は、認知症対策、連携シート「むすびの和」の活動が広がっています。
「むすびの和」は、岡山県がすすめる医療ネットワーク「晴れやかネット」の拡張機能として、在宅医療・介護連携を図る情報共有ツール「ケアキャビネット」のモデル事業にも参画しています。現在井笠地域で展開しているモデル事業を本年度は、岡山地域他へ拡張する予定です。
会員皆様のご協力をお願いします。
これからも岡山県医師会を始めとする多くの団体のご支援ご協力を賜りつつ、ICFの理念を基本に、地域包括ケアシステムの実現を目指して活動してまいりましょう。
どうか宜しくお願い申し上げます。